2015/1/23これで絶対のびる 生徒にお勧めの五感マルチ勉強法
仙台市青葉区の学習塾、個別指導学院です。
塾生にお勧めしている勉強法を紹介します。
「五感マルチ勉強法」とは、目、耳、口、手などの全身の五感を総動員して、学習するものです。目で読み取り、手で紙に書き取り、口で言葉を発して、それを自分の耳で聴きとるのです。とにかく、体全体で、学習に使えるものならば何でも動員していこうというものです。
しかし、本当の狙いは体を使うことではありません。体に対応した脳の部分を積極的に使うことが狙いです。つまり、体全体を使うことによって、脳のうちの幅広い部分を学習に動員しようというものです。
例えば、英単語などは紙に書くことによって覚えられます。これを「手におぼえさせる」という人がいます。指の動きは実に繊細で、脳によって精妙にコントロールされています。中でも、字を書くという動作は脳の働きの中でかなり高度です。すらすらと英単語を紙に書くには、脳の中に指の働きを制御するプログラムを構築しなければなりません。このプログラムは、そのまま記憶にも活用されるため、文字を書くと覚えやすいのです。
声を出して記憶するのも同じ原理です。言葉を発するには大脳のうちの前頭葉の「ブローカーの運動性言語中枢」の働きが不可欠です。ここに、声帯やのど、あごの筋肉を絶妙のコンビネーションで動かすことによって音を生み出すプログラムができます。これも記憶に利用できます。
さらに、自分が発した声を自分の耳でモニターするのです。聴覚の神経も刺激することができます。聞き取ったことをじっくりかみしめると、脳のもっと別の部分を使うこともできます。
このように、目で見て、手で書き、声を出して耳で聞くと、脳のかなりの部分を同時に働かせることができます。
塾の中では無理ですが、自分の部屋であれば声を出すことも可能でしょう。ぜひやってみてください。